- 「車の汚れ」(ガラス)[2018.09.03]
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みなさんこんにちは(^^)/
鈑金のモドーリー 竹下です。
今回は「車の汚れ」ガラス編です!
■車の窓ガラスの汚れの正体は?
窓ガラスにつく汚れは油膜、ウロコ、イオンデポジット、ウォータースポット、水垢などと呼ばれます。一体この違いは何?とハテナマークが飛ぶ人も少なくないと思います。しかし多少知識として知っておくと汚れを落とす時に役立ちます。
今回は一番多い油膜系についてまとめてみました。
〇油膜とは→ワックスの油分や大気中の汚れや油分が雨と混ざって流れ落ちて窓ガラスに付着して乾いた状態です。主な成分はシリコンです。
夜間にフロントガラスの視界が悪くなったり、対向車のライトがギラギラする、ワイパーを動かすと跡が残ったり、水はけが悪くなった時など、油膜が原因です。
3. 車の窓ガラスについた油膜を見極める方法
窓ガラスのどこに油膜がついているかは、水をかければわかります。水を弾くところが油膜です。油膜が劣化していると、水の流れも悪く、油分が他の油性のものや汚れを吸着し、汚れが混ざった油膜になってしまいます。フロントガラスがそのような汚れた皮膜になっていると、ワイパーの滑りが悪くなり、きれいにガラスを拭くことができません。日が当たると虹色の油模様が見えて視界が悪くなります。
撥水剤を施工するとき、脱脂をしないままだと、汚れが混ざった油分の上に皮膜を作ります。撥水が悪くなり、また汚れを呼んでしまいます。きれいに脱脂しましょう。
〇窓ガラスの汚れは新聞紙でも落とせる?
まず最初にやっていただきたいのは、新聞紙です。
新聞紙を手で握るサイズに調整して折りたたんだり、丸めたりします。そして水で濡らして、ガラスを拭きます。新聞紙は繊維でできていますし、インク成分が油分を落としてくれます。
酢やレモンをクエン酸の代わりに使ってみるのもいいでしょう。鉄部分につくと錆びることがありますので気をつけましょう。
〇油膜はウーロン茶で落ちる!?
私たちが飲むウーロン茶には脂肪や油分を分解する働きがあります。ウーロン茶を飲むと痩せるというのはそのためです。軽い油膜であれば、布にウーロン茶を染み込ませてふき取ってみましょう。内側の窓のクリーニングにも使えます。
〇ガラスクリーナーでは油膜は取れない?
油膜は撥水性がありますので、水洗いでは落ちません。
ガラスクリーナーも市販のものがたくさんあります。油膜をきれいに取り除いてくれるものはあまりないようです。水拭き後、拭いた跡が残ってしまい、乾拭きをしなくてはいけないこともあります。
〇油膜は台所用の食器洗いの洗剤で磨く
車の窓ガラスの油膜を簡単に落とすのにいい方法は、台所用の食器洗いの洗剤で磨くことです。最初に窓ガラスを水洗いします。汚れがガラス表面に残ったままだと、拭いた時に擦って傷をつけてしまうかもしれません。そんなことのないように砂や汚れをしっかりと落とします。その後、洗剤を水で薄めたものをスポンジや柔らかい布に含めて磨いていきます。油膜が取れていないところは水を弾きますので、その場所を見つけたらまた磨きます。きれいに磨いたら、その後きれいに洗い流します。この時に油分や洗剤が残らないようにしましょう。窓ガラス全体に水をかけてみて、水をはじくところがないか確認します。なければ、油膜がきれいに落ちた状態です。
最後に乾いた布でふきあげます。ワックスなどを塗ったことのある布を使うとまた油脂がついてしまいますので、気をつけましょう。
〇最終手段は研磨剤入りや油膜除去用のクリーナーを使う
頑固な油膜を落とすには、研磨剤入りや油膜除去用のクリーナーを使うといいでしょう。水垢もある程度までなら落とすこともできます。
窓ガラスを水洗いして、クリーナーをスポンジに含めて濡れたガラスを拭きます。水が弾かれる箇所があれば、それが油膜の汚れです。クリーナーでゴシゴシとこすって弾かなくなればOKです。その後は、水で洗い流します。
最後に
窓ガラス、特にフロントガラスが汚れていると、視界が悪くなり、事故の元です。視界の悪い夜や雨の日にはもっと見えにくくなります。安全のためにも窓ガラスはきれいにしておきたいものです。
ボディの汚れも同じですが、放置しておくとどんどんと落ちにくくなっていきます。早めに対処すれば手間も少なくてすみます。雨に濡れっぱなしにせず、軽く水で流して拭き取るだけでも違います。日々のお手入れを心がけましょう。